代表的辞書のひとつ、

広辞苑の初版が1955年に発売されてから60年以上になりますが、

その最新版となる第7版が2018年1月に発売されることになりました。

 

前回6版からは10年ぶりの大改訂ということで1万語が追加されるということです。

 

注目が集まる第7版について、

ゆうサテから記事をまとめました。

 

どんな新語が追加されたのか、

興味津々です♪

*その後色々追記してます!

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第7版広辞苑の新語とは?

今日10月24日岩波書店による広辞苑の発表会がありました。

第7版広辞苑
発売日:2018年1月12日
価格:9720円(税込み)

 

第7版では新たに1万語が追加され、

25万語が収録されるということです。

 

岩波書店によると、

”10年ぶりの大改訂だがこれはむしろ、

10年をかけたという方が正確。”

追加された現代語

・朝ドラ

・いらっと

・上から目線

・がっつり

[副]十二分に。たっぷり・また、思い切り。「―食べる」

・口ばく

・小悪魔

巧みに異性を誘惑したり翻弄したりする、若い女性をいう。

・自撮り

・ごち

・雑味

・ちゃらい

ちゃらちゃらから出来た語。

軽薄である。

派手で安っぽい。

・のりのり

 

ちなみに、

「ちゃらい」の意味について若い女性からは、

”安っぽいまで入るとは知らなかった。”

”自分たちが普段使っている言葉まで入っていると、

辞典でも身近に感じられる。”

でした。

 

追加されたカタカナ語

・アプリ

・イップス

・クラウド

・グランドデザイン

・スピノフ

・スマホ

・チュロス

・ツイート

・デトックス

・メアド

追加された人文・社会

・安全神話

・オスプレイ

・限界集落

・健康寿命

・殺処分

・消費者庁

・ねじれ国会

・ブラック企業

・法テラス

 

例えば今回追加される言葉の一つ、

「安全神話」

安全に関する神話。

根拠もなく絶対に安全だと信じられていること。
「原発の―が崩れる」

 

とありますが、

2011年の福島の原発事故のさい、

頻繁に使われたことから盛り込まれたということです。

 

また、「ブラック企業」は、

従業員を違法または劣悪な労働条件で酷使する企業。

とされ、

労働者の過労自殺などが表面化したことが収録の理由となったそうです。

追加された科学・自然

・ips細胞

・熊本地震

・ゲリラ豪雨

・新型インフルエンザ

・再生医療

・ニホニウム

・ネオジム磁石

・はやぶさ(衛星)

追加された人名

・赤塚不二夫

・永六輔

・大鵬

・高倉健

・立川談志

・オバマ

・ジョブス

・スピルバーグ

・ベッケンバウアー

 

高倉健さんについての記述は、

映画俳優。本名、小田剛一。福岡県生まれ。

任侠映画でスターとなり、寡黙で男らしさの漂う演技により国民的人気を得る。

出演作「網走番外地」「昭和残侠伝」「八甲田山」「幸福の黄色いハンカチ」など。

文化勲章。(1931-2014)

追加された地名

・浜通り

・東京スカイツリー

・神楽坂

・西之島

・しまなみ海道

・軍艦島

・口永良部島

・南スーダン

 

その他には、

「イスラム国家」

「アプリ」

「LCC」

「東京スカイツリー」など、

この10年を象徴する言葉が並んでいるということです。

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見送られた言葉

今回の改定で見送られた言葉もありました。

・ディスる

・つんでれ

・豊洲市場

・TPP

・アラサー

・アラフォー

ゆるキャラなど

削除された言葉も

岩波書店の平木靖成副部長によると、

今使われていないから削るという考え方はしないということですが、

今回数百語を削除したということです。

 

その中の一つだけ紹介されたのが、

「書留小包」

削除された理由は、

「書留」と「小包」は、

それぞれ広辞苑に載っているからという理由です。

 

広辞苑の制作の裏側

広辞苑第7版は、

17人の編集者と学者、専門科など約220人で製作しています。

 

岩波書店の広辞苑の編集に20年以上携わっている平木靖成さんによると、

”広辞苑は、

一時的な流行語を入れるのではなく、

日本語として定着した言葉を収録していくもの。

今回はこの10年で日本語として定着したと思われる言葉を選んだ。”といいます。

 

この10年の間に定着した言葉の中には、

10年前に見送ったものを新たに収録した言葉もあるといいます。

 

定着していない世の中から消える一時的な流行語という感じがして見送ったものの、

今は「〇〇萌え」は言葉として使われ方も安定してきたので入れたということです。

 

広辞苑に使用される紙

また、広辞苑として使われる紙も進化していました。

右が初版で左が第6版です。

 

 

言葉が追加され、ページも増えているのに、

厚さは8cmから変わっていません。

 

独自に開発された辞書専用の紙。

 

より薄くなったのに、文字は透けず、
しかも破れにくいということです。

すでに収録済の言葉も変化

実はすでに収録されている言葉の変化に合わせ、

変わっていく言葉の意味・語釈も改定に入りました。

 

例えば、
「パンダ」では、

1969年第2版では、

”高山に住む珍獣で・・・”とありますが、

 

2018年第7版では、

”普通ジャイアント-パンダを指す”

と改められ、文章もかなり簡潔になっています。

 

「やばい」は、

もともと悪い意味の「危険」という意味でしたが、

最近では良い意味で「美味しい時」「素晴らしい時」にも使われているため、

 

「のめり込みそうである」の語釈をつけたということです。

世相を反映した新語の数々

1955年に発売された広辞苑、

およそ10年毎に改訂版が出版され、

 

これまでも、

世相を反映した言葉の数々が追加されてきました。

 

1980年第3版:スペースシャトル

1983年第3版:カラオケ

1989年第4版:回転寿司

2098年第5版:携帯電話・茶髪

 

2008年第6版:

・いけ面

・ニート

・うざい

・逆切れ

・自己中

・風評被害

・中食

・癒し系

・めっちゃ

・顔文字

・内部告発

・メタボリック症候群

などなど、

確かに定着して今でも使われている言葉ですね。

「しまなみ海道」の説明に誤記

1月18日のニュースで、

第7版の「しまなみ海道」に誤記があったということです。

Yahoo!ニュースより

「周防大島を経由する」と掲載されているが、正しくは愛媛県今治市の「大島」で、山口県南東部の周防大島(正式名称は屋代島)と間違えて説明している。岩波書店の担当者は取材に誤記を認め、「確認が不十分だった。なるべく早い時期に重版で訂正したい」としている。

また、「LGBT]についても、

修正を検討しているとこのことです。

Yahoo!ニュースより

性的少数者を指す言葉として新たに収録された「LGBT」の説明文を巡り、当事者からインターネット上で「誤りだ」との指摘が出ていることが15日、分かった。版元の岩波書店が、修正が必要かどうかを検討している。

 

広辞苑第8版の言葉集めがスタート

今回の広辞苑改定の責任者・平木靖成副部長は、

辞典編集歴25年。

 

すでの第8版の言葉集めは始まっていました。

・トロリーケース

・かゆみどめ

・パネルトラック

・バッテリーパック

・ドローコード

など、

 

気がついた言葉をメモし、

第8版用にためています。

 

パソコンの中には、

まだ広辞苑に載せていない新しい言葉が約4万語集約されています。

 

 

「巨乳」「貧乳」も!

「共感覚」もありますね~。

楽しい♪

全部覗いてみたい気がします。

 

平木さんによると、

掲載するのは、

日本語として定着した言葉や、

定着するであろう言葉だけ。

 

流行語として一時的に使われる言葉は載せないため、

定着したかを見極めるのに10年かかることもあるそう。

 

インターネットの普及で、

辞書を購入することもなくなりましたが、

「正しい言葉の意味」について改めて考えさせられました。

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