9月8日に放送された池上彰さんの「防災危機管理能力チェック」から地震編を記事にまとめました。

 

次々に災害に見舞われる日本列島。

とても人ごとではないので、災害時の知識を蓄えておきましょう。

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Q:火を使った調理中に地震発生、取るべき行動とは?

A火を消す

B実を守る

答えはB

現在のガスは大きな揺れが起こると自動でガスが止まるため、まずは身の安全を確保することが第一の行動。

地震は最初に小さな揺れ、直後に大きな揺れとなるため、

 

・最初の揺れを感じたとき

・緊急地震速報を聞いた瞬間

 

この時点でどう行動するかが生死を分ける。

Q:家の中で揺れを感じたらどこに逃げる?

Aトイレ

B玄関

答えはB

家の中で比較的安全なのは、

転倒物が少なく、入り口が確保できる玄関。

注意点は、

・下駄箱・ガラスには注意すること。

・外に飛び出さないこと。

Q:机の下なら大丈夫?

どこでも机の下なら安全と決めつけてはいけない。

机の下に隠れるのは、

広い空間で他に倒れてくるものが少ない学校など。

自宅の場合、タンスが倒れてきて閉じ込められるなどの危険性がある。

 

予め家の中で、

転倒物や落下物のない場所を探しておくと慌てずに済む。

Q:どうやって子供を守る?

子供と別の部屋にいるときに地震が発生、

A子どもの安全を確認する

B自分の安全を優先する

答えはB

とっさに子供の名前を呼んだりすると、

子供は慌てて階段を駆け下りるなどの危険があるから。

まずは自分の身を守ってから、子どもの元へ自分から向かう。

 

予め子供には地震が起きた時の行動を話し合っておくこと。

Q:スーパーで地震発生、どうする?

危険なものがいっぱいあるスーパーで地震発生、

A棚にしがみつく

B買い物かごをかぶる

こたえはB

 

棚が倒れたり落下物の危険があるため、買い物かごで頭を守ることが大事。

買い物かごは弾力性があり見た目より頑丈。

とっさのヘルメット代わりになる。

Q:エレベーターで地震発生、どうする?

Aすべての階のボタンを押す

B 1階のボタンを連打する

答えはA

 

すべての階のボタンを押すことで、閉じ込めの可能性を減らすことができる。

最新のエレベータは大きな揺れが来ると、最寄りの階に止まる仕組みになっているが、2009年以前の古い旧型エレベーターは止まらない場合もある。

エレベーターはたとえワイヤーが切れても、落下しない仕組みになっている。

万が一閉じ込められた場合は、非常用インターホンを押して救出を待つしかない。

Q:地震の時に近づいてはいけないブロック塀はどれ?

A高さが2m

B石垣の上にあるブロック塀

答えはB

石垣には鉄筋を打ち込めないため、ただ乗せてある場合が多い。

高さが2m以上あっても、建築基準法に乗っ取り鉄筋で補強してあれば、簡単に倒れる危険性は少ない。

 

特に危険なブロック塀は、

 

・透かしが入ったブロック塀(鉄筋が入ってない)

・継ぎ足してあるブロック塀

 

・土留めのブロック塀(土の部分から常に圧力がかかっている)

・石垣の上のブロック塀

 

とっさに見分けがつかないので、

地震が起きたらブロック塀から離れることが大事。

Q:窓ガラスや天井にも注意

耐震化が住んだ建物でも安心は禁物。

窓ガラスが割れたり、天井が落下する危険性があるため。

 

建物の耐震化を優先し、予算の面で他の部分んが後回しにされているケースが多々ある。

Q:街の中で危険な場所は?

・アーケードの天井

・ビルの窓ガラス

・自動販売機

・瓦屋根

・電柱・電線

・住宅やビルに設置された高い場所にある室外機

・住宅のタイル

 

街なかで地震に遭遇したら、

落下物の少ない広いスペースを探して逃げることが原則。

よく通る通学路などは事前に確認しておく。

Q:地震の多い地域・少ない地域は?

日本全国どこでも大地震は起きる可能性はありますが、

気象庁(1923年1月~2018年7月まで)の

震度5弱以上の地震の回数と地域をまとめてみると、

 

地震が多い都道府県は、

・東京 72回

・福島 58回

・茨城 48回

・宮城 45回

・北海道 43回

※東京が大いのは、

伊豆諸島など火山活動による地震も含まれているため)

島を除く東京都内のみだと11回。

次に繰り上がるのは熊本。

 

地震が少ない都道府県は、

・富山・岐阜 2回

・愛知・大阪・香川・福岡・佐賀 3回

・滋賀・岡山・高知・長崎 4回

・福井・島根・徳島 5回

・京都・愛媛 6回

 

都道府県別に回数をまとめると、

・東京 72回

・福島 58回

・茨城 48回

・宮城 45回

・北海道 43回

・熊本 40回

・新潟 36回

・岩手・長野・静岡 30回

・栃木 23回

・青森 22回

・鹿児島 21回

・千葉・山梨 20回

・大分 16回

・埼玉・兵庫 15回

・沖縄 14回

・広島 13回

・神奈川 12回

・秋田・宮崎 11回

・群馬 9回

・山形・石川・奈良・鳥取 8回

・三重・和歌山・山口 7回

・京都・愛媛 6回

・福井・島根・徳島 5回

・滋賀・岡山・高知・長崎 4回

・愛知・大阪・香川・福岡・佐賀 3回

・富山・岐阜 2回

 

数が少ないからと言って危険が少ないわけではない。

京都に竹やぶが多い理由は、地震で地盤が崩れるのを防ぐためという説がある。

 

近年少なくても、昔はたくさん地震があった地域もあり、今後大きな地震が起きる可能性は否定できない。

100程度振り返っても、地震が起きないとは断定できない。

Q:近い将来想定されている大規模地震とは?

 

その中でも首都直下型地震の被害想定は、

最悪の場合で死者約2万3000人。

南海トラフ地震では、

最悪の場合で死者約32万3000人と想定されています。

 

南海トラフ地震の30年以内の発生確率は、70~80%

30年以内というと、30年後に起きると勘違いする人もいるが、今起きても不思議ではないということ。

 

2016年に起きた熊本地震では、発生確率が1%未満だった。

いつ起きるかわからないので、起きた場合にどうするかを考えておくことが大事。

Q:海の近くで地震発生、どこに逃げる?

30年以内の発生確率が60~70%と言われる南海トラフ地震、

実は東京湾沿岸にも大きな津波が来ると想定されている。

その時どこへ逃げるかが生死を分けるポイント。

 

A近くのビルの上

B海から出来る限り遠くへ離れる

答えはA

3階以上の建物へ避難する

 

津波は新幹線並のスピードがあるため、

走っても逃げることは出来ない。

※時速250km(陸に近い水深500mの場合)

 

近年は津波避難タワーが設置されていることも多い。

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Q:皮の近くで津波警報、どっちへ逃げる?

A川の上流方向へ逃げる

B川と直角方向へ逃げる

答えはB

 

津波は川を遡り、内陸へ押し寄せる。

海から離れているから安全と思っていたら、川が氾濫して押し寄せてきたということがある。

Q:東京にも津波は来る?

南海トラフの地震が起きた場合、

たとえ都内の揺れが大きくなくても、

海岸沿いの港区・品川区・江戸川区・江東区などは、

最大で2m以上の津波が来る恐れがある。

 

ただし防潮堤や水門があるため、これらが無事であれば防ぐことが可能。

防潮堤が損壊したり、地盤沈下が起きると海水をかぶる危険性がある。

あるいは多摩川や荒川を遡る可能性もあり。

Q:災害用伝言ダイヤルの使い方は?

地震直後に家族に安否確認を取りたい場合、

インターネットなら比較的つながりやすいので、SNSを利用するのが早い。

が、60歳以上はネットを使わない人が約5割も。

 

そんなとき有効な連絡手段は、災害用伝言ダイヤル。

番号は、171(いないと覚える)

 

使い方は、

ガイダンスが流れるのでそのとおりに行うこと。

1.こちらは災害用伝言ダイヤルサービスセンターです

2.録音の場合は1,再生の場合は2を押す

3.連絡を取りたい人の電話番号を押す(市外局番から)

3.伝言を残す(録音時間30秒以内)

〇〇に避難します~など。

 

伝言を聞きたい人は、

171にかけて2を押し、電話番号を入力すればメッセージが再生される

災害用伝言ダイヤルの体験利用

総務省のHPに詳しく出ています。

さらに、とっさの時に戸惑わないために、

毎月1日と15日には体験利用をすることが出来るので、家族で練習をしておくと安心。

災害用伝言ダイヤルの注意点

便利な災害用伝言ダイヤルですが、

地震発生直後は使えません。

 

NTTがサービスを接しするまでに概ね30分程度かかるため。

Q:いち早く連絡を取りたい場合はどうする?

A何度もリダイヤルする

B近くの公衆電話へ行ってかける

答えはB

 

緊急時は救急などの重要な通信を優先して確保するため、一般の電話は制限されるのでかかりにくい。

でも公衆電話は優先的につながる。

 

だからこそ救急用に使いたいもの。

必要なければできるだけ控えるのが原則。

市街地では、

公衆電話は500m四方に最低1つは設置されていることが多い。

 

ただし、家族の電話番号を覚えていないとかけることが出来ないので、普段から覚えておくと良い。

Q:地震のあとの安全な避難場所とは?

地震の揺れが治まった後、どこに避難するかが重要。

一時的に避難するならどこ?

Aコンビニ

B病院

Cガソリンスタンド

答えはC

 

病院は怪我人や病人が行く場所。

元気な人は邪魔になるだけ。

ガソリンスタンドは意外と安全な場所。

 

阪神淡路大震災のときも、

住宅はほとんど焼けてしまった中、ガソリンスタンドだけは延焼を食い止め無事だった。

 

引火物を扱うガソリンスタンドは、

建築基準法や消防法で厳しい基準をクリアしているため、揺れや家事に強い。

 

近年増えている災害対応型ガソリンスタンド。

太陽光発電や給水設備などいざというとき、住民のためにスペースを開放したり、怪我の応急処置にも対応。

一時的な避難場所に良いと言われている。

Q:なぜブレーカーを落とすの?

避難するさいに絶対に忘れてはならないのがブレーカーを落とすこと。

これは阪神・淡路大震災の教訓。

 

安心淡路大震災は冬。

地震直後一斉に停電。

電気ストーブの上で洗濯物を干していた家があるなどの状況。

 

停電が解消されたときに何が起きるか、

通電された電気ストーブと落ちてきた洗濯物などで引火。

火災になった家が多いということです。

 

地震のあと数日たってからの火災が多かった阪神・淡路大震災。

地震から数日たって通電したことで火災が発生したということです。

Q:地震の後に火災発生どうやって逃げる?

A濡らしたハンカチで口を抑えて逃げる

Bポリ袋をかぶって逃げる

答えはB

 

火災の際の犠牲者は、一酸化炭素中毒が多い。

一酸化炭素は色も匂いもなく毒性が強いので、知らないうちに吸ってしまう可能性が高い。

 

昔はハンカチを濡らして口を鼻を覆うという常識があったが、現在は透明なポリ袋をかぶってさっさと逃げるのが安全とされている。

ポリ袋をかぶっての避難は数分。

透明なポリ袋を常備しておこう!

Q:会社で地震どうする?

会社で地震が起きたとき、家族と離れ離れ、

その時どう行動する?

A歩いて帰る

B駅で過ごす

C会社に泊まる

答えはC

 

東日本大震災のときは東京の人が一斉に歩いて帰ろうとして歩道に人が溢れて大変な状況に。

それを教訓に企業では、

社員が寝泊まりできるよう、非常用の水や食料などを備蓄しているところが増えてきた。

余震のほうが本震より大きいことも

本震のあとの余震というと、

小さいイメージがあるが、本震より大きいことも。

 

2016年の熊本地震では、

マグニチュード6.5最大震度7の地震がおき、翌日には気象庁が震度6以上の余震の可能性20%と発表。

 

それを聞いて安心し帰宅した住民がいたが、翌日マグニチュード7.3最大震度7の余震が起きた。

これは最初の本震よりも大きかったため、被害に合われた人が多数いた。

 

耐震性があるというのは、

1回目の揺れでは倒れないということ。

二度三度と繰り返し起きれば危険なことも十分考えられる。

 

そのため気象庁はこれ以降、余震という言葉を使わなくなった。

例えば、

「震度◯以上の発生確率は平常時の◯倍」などと表現している。

 

以上です。

こちらもご覧ください↓

防災の新常識(大地震)まとめ!池上彰のニュースそうだったのか

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